世界的な地球温暖化対策は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)で議論されていますが、国境を 越えて活動する国際航空分野GHG排出対策は、UNFCCCにおける国別の削減対策の枠組みには馴染まないとして、ICAOに検討が委ねられてきました。ICAOは、国際民間航空からのCO2 総排出量を2020年以降増加させない、との削減目標の下、市場メカニズムを活用したCO2排出削減スキームとして2016年にCORSIAを採択。 CORSIAのスキームにおいて航空会社には、国際線運航による燃料消費量データを収集し、CO2年間排出量を管轄当局へ報告することが2019年分より義務付けられています。そのため、航空分野において脱炭素化に重要な役割を持つSAF(持続可能性燃料)について、基本から学ぶことのできるセッションです。